117:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 16:18:12.53 ID:xYguyNQm0
「ほとんど同じくらいに感じるっすね。白糸台はテレビでしか見たことないので正確なことは言えないっすけど、決勝での二人を比べるとどちらも遜色ないか、東一局に絞ればタ……片岡さんのほうが上かもって程度っす」
「なるほど、大体わかったわ。ありがとう」
「こんなのでオッケーっすか?」
「うん、おかげで重要な予想がつけれるわ。白糸台のもう一人はたぶん弘世さんになる」
「あれ? えっと、本当に私の言葉活きてるっすかこれ?」
私じゃなくゆみに向けてモモちゃんがぶうたれる。
「落ち着けモモ。久の説明を聞いてからでも遅くない」
「説明ってほどじゃないけどね。優希のほうが大星さんの力より強いなら、優希は配牌で普通に四向聴以下になる。でも大星さんのアレ、宮永照には効くみたいなのよ。だったらメリット薄いし、大星さんの起用はないんじゃないかと思うわけ」
と言うのは理由の半分で、もう半分に宮永照の心理的な理由がある。『宮永咲と会いたくないので力を貸してください』なんて、少なくとも私が彼女だったら口が裂けても言えない。
もっとも後半の理由はあまり表立って言うのもいやらしいし、今は『もう一人』の認識を共有するところまで漕ぎ着ければそれで充分だ。
「なんか、狐に摘ままれてる気もするっすけど」
「大星淡と卓を囲んでいる宮永照がずっと配牌五向聴だったのは本当だよ。東京の個人予選で一度だけぶつかっていた」
「あ、そうだったっす。それは私も観たけど……うーん、でも大星さんじゃないとしても誰が出てくるかはわかんなくないっすかね? 白糸台って全員結構強いですし」
「渋谷さんと亦野さんに関しては宮永照との相性の問題ね」
「相性?」
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