114:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 16:12:49.63 ID:xYguyNQm0
辻垣内智葉、寺崎遊月、江口セーラ、清水谷竜華、愛宕洋榎、白水哩etc…、様々な選手の名前と折れ線グラフのようなものがが15人分ほど並んでいる。
「暇な人もいるものでな、愛宕や白水のような有名選手の分はこういうのがネットに転がっていた。グラフはY軸が聴牌巡目と和了巡目、X軸を回数としてカウントしたもの。人選は以前から大会で結果を残してきて、自分の打ち方というものが確立されてるプレイヤーだ」
「これって……。ゆみ、チョイスに作為は」
「ないよ。条件を満たしたプレイヤー全員だ」
「……凄いわね」
高校二年まではなだらかに上昇していた全員の平均聴牌速度や和了巡目が、示し合わせたかのように高校三年で1〜3巡ほど跳ね上がっている。
「同条件で現在の高校二年も調べたがこの手の現象は無かった」
「えっと、つまり今回の大会参加者全員じゃなく、三年生だけってことっすか。なんでそんなことが?」
「三年は最後の大会だからな。一番、熱意があったんじゃないか」
「精神論っすか……」
ゆみの返答にモモちゃんは不服そうな顔をする。いやしかし、精神論は馬鹿に出来ない。私には前々から心当たりがあった。
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