男「僕の生徒は亜人だらけ」ロウェナ「おねーさんを称える三回目!」
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852:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2019/01/28(月) 22:41:01.51 ID:DIHVqgyT0
水の中だった。

水面がどんどんどんどんと遠ざかって行く。

なんでだろうか。なぜ僕はこんなところにいるんだろうか。

もがこうとおもっても指一本動きはしない。ただ体の中に潜り込んでくる海水の不愉快さにじっと耐えるだけ。

海水が入った分、僕が出ていく。

口から泡となった僕がどんどんどんどん、出ていく。

そんな僕を押しのけて海水がどんどんどんどん、入ってくる。

水面は遠く、遠ざかっていく。

僕の後ろにはいったいなにがあるんだろうか。

どこまで僕は沈めばいいのだろうか

僕は―――







男「!」

夢だ。当り前だ。いくらなんでも骨董無形すぎる。

しかし悪い夢だった。楽しくもない、ただひたすらに不愉快なだけの夢。

気分が悪い。しばらくは寝付けそうにないなぁ。

目を開けても暗さにあまり変わりはない。

まだまだ夜が明けるまで時間があるらしい。

僕はミレイアさんを起こさないようにそっと廊下へと出た。


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