男「僕の生徒は亜人だらけ」ロウェナ「おねーさんを称える三回目!」
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766:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2019/01/15(火) 22:15:15.91 ID:8atcIGKl0
ベル「御馳走様! それじゃあ肝試しだ!」

思いつかなかった。

夕飯の献立は大人数でも安心、カレーライス。

珍しくヒヅキさんが参加して作ったカレーライスは僕の知ってるものと違いドロドロとしていた。

でもこれはこれで美味しい。

ミレイア「ノープランで肝試しして楽しいの?」

ベル「楽しいよ、きっと」

外はもう暗い。

人が少ないおかげで灯りは全然なく、一寸先すら見えないほどの暗闇だ。

昼はあれだけ綺麗だと感じた海も今はどこか不気味に感じる。

潮騒が低く唸る化け物のように感じて僕は首を竦めた。

ロウェナ「あれあれ〜、先生怖いの?」

男「怖いよ。幽霊とか苦手なんだ。ロウェナさん以外はね」

ロウェナさんは慣れた。今でもびっくりすることはあるけれどおおむね慣れた。

ロウェナさんは嬉しそうに空中で宙返りするとにやりと笑った。

ロウェナ「じゃあおねーさんと一緒に肝試しをするかい?」

サレム「ままま、待ってください。私も一緒に」

僕以上に怯えている人がいた。そうかサレム君も怖いの苦手同盟だったな。

その様子を見て少し落ち着くけれど、それでも怖いものは怖い。

いやだなぁ、いやだなぁと思っていると

ヒヅキ「…怖いなら、守ってやろうか」

ヒヅキさんが刀に手をかけていた。どうやら守ってくれるつもりらしい。

が、幽霊ははたして斬れるのだろうか。

先生「皆で回れば」

ベル「だめ! 二人ペアが肝試しの基本!!」

男「11人いるのに?」

ベル「メイドちゃんは頼もしそうなところに入るから大丈夫」

僕もそこに入れてほしい。

ベル「はいはい、くじ引きはじまるよー!」

ベルスタシアさんが用意良く瓶に入った人数分の棒をもってきた。どうやら先端に番号が書いてあるらしい。

ベル「ささ、年長の方からどうぞ」

そういって押し付けてくる。渋々僕から引く。

4番。なんというか不穏な数字だ。

メイドちゃん以外引き終わり、一体相方は誰なのだろうかと尋ねたところ

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