8: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2018/07/25(水) 17:47:14.30 ID:EN7B3i0VO
……それはそれとして。
「肇も釣れてなくない?」
「うぐっ……」
呻き声が聞こえてきた。
「…………今日は、とても暑いですから」
果たして今のは理由になっていたのだろうか。
今日はなんだか調子悪いな的な小学生並みの言い訳にしかきこえない。
肇の方へと目を向けると、ぷいっと顔を背けられてしまった。
そんな子供っぽい仕草が可愛くて、ついいたずら心が芽生えてしまう。
「暑いと釣れないんだ、成る程な」
「はい、そういうものなんです」
「で、連日暑い日が続いてて、それなのに俺を誘ってくれたのか。ありがとな、肇」
「……棘がありませんか?」
「針ならあるぞ」
「そういう事では……分かって言ってますよね、プロデューサー」
「分かってないぞ。肇が教えてくれると助かるんだが」
「……知りません、プロデューサーなんて」
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