5:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 14:40:37.93 ID:qmG6g0Z+0
歌鈴「え、えぇと……藍子ちゃんが収録しているブースの中で、私もレッスンをさせてもらうというのは……?」
藍子「さ、さすがに駄目だと思いますよ……? 絶対、物音とか入っちゃうでしょうし……」
歌鈴「で、できるだけ小声で歌いますからっ!」
藍子「よりによってボーカルレッスンなんですか!?」
歌鈴「あうぅ……で、でも一人でレッスンを受けるのは心配です……また転んじゃうかもしれないし……」
藍子「ボーカルレッスンなのに!?」
歌鈴「私、お腹から声を出そうとすると、バランス感覚も同時に出て行っちゃうタイプなので……えへへ」
藍子「初めて聞きましたよ、そんなタイプ……。歌のレッスンなら、歌詞を噛んじゃわないようにとか、そっちを心配するほうがいいんじゃないですか?」
歌鈴「……はっ! 考えてみれば、そうですねっ! 普段噛むのが当たり前過ぎて、考えが及びませんでしたっ!」
藍子「……前から少し思ってたんですけど。歌鈴ちゃんって、ちょっとそのへんの感覚が普通の人とズレてますよね」
歌鈴「えぇっ!? そ、そうなんですかぁ!?」
藍子「ほら。先月私のラジオに、歌鈴ちゃんがゲストで来てくれたこと、あったじゃないですか」
歌鈴「ありましたねぇ。たくさんお話できて、楽しかったです」
藍子「あの時歌鈴ちゃんの台本をちらっと見たら、一行ごとに『噛まない!』って書き足してあって、びっくりしましたもん」
歌鈴「え……? だ、だって、気を付けなきゃいけないことをメモしておくのは、普通なのでは……?」
藍子「例え加奈ちゃんでも、あそこまで同じことは書かないですよ……」
藍子「それに、『アルバム収録曲』とか、言い辛い単語が出てくるところは、『なるべく噛まない!』になってましたし……。どうしてちょっと諦めそうになってるんですか」
歌鈴「うぐぅ……だって、何回練習しても『しゅうりょくきょく』になっちゃうんですもん……」イジイジ
10Res/11.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20