4:名無しNIPPER[saga]
2018/07/23(月) 16:31:11.46 ID:erVlFG5rO
〜みほの自室・カーテンを閉め、電気も消して、薄暗い〜
みほ(……大洗に行けば、私は戦車道の無い新しい毎日を迎えられる……)
みほ(きっと、楽しい毎日がまってる)
みほ「……。」
みほ(沢山友達を作って、皆と一緒に遊ぶんだ)
──戦車に乗らない私に──そんな価値があるのかな──
みほ「……っ……」
みほ「ボコ、ね、大洗でも一緒に頑張ろうね、ボコ……っ」
ぎゅうううう……ムリムリッ
ボコの穴『ぐぇっ……』
みほ「あ、あ、ごめんね、ボコの穴から綿が出ちゃったね……ごめんね……」
みほ「……。」
みほ(……寂しい……私、ボコ以外に何もなくなっちゃったんだ……)
みほ「お姉ちゃん、小梅さん……」
みほ「…………エリカさん…………」
みほ「……。」
みほ(人見知りな私が、あんな風に誰かと仲良くなれるなんて……そんなことが、またあるのかな……?)
みほ「ボコも……やっぱり心配?」
みほ「……。」
みほ「あのね……今まで黙ってたけど私ね、ボコと一緒なんだぁ」
みほ「私のおしりにも……『ボコの穴』があるんだぁ……」
みほ「今まで黙っててごめんね……」
みほ「でも、怒らないでほしいの……私のお友達でその事をしってるのは………………エリカさんだけだったんだよ……」
──エリカさん──私の心の奥深くにまで浸み込んでいた──たった一人の特別な人──
────────────────────………。
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