12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/23(月) 16:42:52.68 ID:erVlFG5rO
エリカ「貴方もう戦車には乗らないのよね。これからはもう、心配ないでしょ。だからこれが……最後」
みほ「最後……」
みほ「……っ」
みほ(泣いちゃ、だめ……)
みほ「う、うん、ありがとう……嬉しい……」
みほ「じ、じゃあ……お風呂で、おしりだけでも洗ってくるね。荷造りで……やっぱりちょっとだけ、汗かいちゃったから……」
エリカ「……。ダメ」
みほ「え、ダメ……って……」
エリカ「ウェットティッシュでふけばいい」
みほ「でも、そんなの……汚いよ……」
エリカ「っ、いまさら何よ……っ、私は、あんたの汚い尻を、何度ぬぐわされたと思ってんのよ……っ」
みほ「……っ、そんな風に言わないでください。……恥ずかしいです……」
(ドクン、ドクン、ドクン……)
みほ(エリカさん、いつものエリカさんじゃない)
みほ(なんでこんなに私……ドキドキするんだろう……?)
エリカ「いいから──さっさとベッドにうつ伏せになって」
みほ「っ……」
みほ(恥ずかしいはずなのに──でも、どうしてだろう、私、今、すごく──嬉しい……)
みほ「……はい……わかりました……」
ドクン、ドクン、ドクン……
みほ「うつ伏せに、なるね」
エリカ「……ええ」
ギシィ……きしぃ……
エリカ「馬乗りに、なるわよ」
みほ「うん……」
ぎしぃっ……ぎっ、ぎっ
みほ(エリカさんが、ベッドに膝を立てて私をまたぐ。二人分の重みでベッドが激しくたわんで、横たわっている私の体もまた、緩やかに上下する)
みほ(なんだか、お母さんの腕にだかれている赤ちゃんのような心地になれて……私はいつも、この瞬間が好き……)
きしぃ……きしぃ……
みほ(っ……どうしよう私、こんな時なのに、こんなに悲しいはずなのに……エリカさんが何を考えているのか全然わからないのに)
みほ(なのにやっぱり──どうしてこんなにうれしいの……?)
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