2: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/07/23(月) 07:29:47.56 ID:+QmI8LWq0
佐久間まゆは一途で、恋多き女。
自分でも、いつ、だれと恋がはじまるかわからない。
けれども手を抜いたことはない。徹底的にやった。
だから、破綻した。
どんな相手もまゆの愛を受け止め続けることはできなかった。
はじめ、彼女から打ち明けられたときは皆、陶然とする。
ふんわりと、指を梳きたくなる、栗色の髪。
とろん、と甘くゆらいでいる瞳。
ちいさいくいじらしいはな。
訪れた恋と、やがて来たる愛にふるえる唇。
少女として、女として、モデルとして磨き上げた肉体。
誰もがまゆに夢中になる。溺れる。
だがすぐに気づく。
嫉妬、拘束、排除、干渉。度を越してさらに、段階はない。
はじめから愛は惜しみなく与えられる。それがまゆにとって、よいことだから。
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