3: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/07/22(日) 21:10:42.16 ID:uP4TAhH40
青年「いただきます」
青年(食卓にはナスの味噌汁、ナスと卵の炒め物、ナスの漬物)
青年(……ナスしか無い……近所の人から貰ったのかな)
祖父「ナスは縁起が良い野菜だ。沢山食べなさい」
青年(どうしたんだろう、少し神妙な顔つきをしている)
青年「……美味い!」
青年(ナスの漬物はキュッとした歯ごたえで美味い)コリ
青年(炒め物は、にんにくとごま油が香るナスに、ふわふわの卵が絡まっている)
青年(卵はめんつゆで味付けされている。これはご飯が進む)
青年(味噌汁も、ナスによく味が染みていてほっとする)
青年「御馳走様でした。それで……話って何なの?」
祖父「……お前はもう二十歳になったな」
青年「うん」
祖父「……痣を見せなさい」
青年「!」
青年(そう、僕の胸には生まれつき奇妙な痣がある)
祖父「この痣はな、猩々の呪いなんだ」
青年「……ショージョー?」
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