めぐみん「私はカズマに節操を求めません」ダクネス「しかし、そうは言っても……」
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3:名無しNIPPER[sage]
2018/07/21(土) 21:29:33.57 ID:DaHGsbQ60
どうも、めぐみんと申します。
私のことをご存知の方も多いとは思いますが、一応、初めに自己紹介をさせて貰いますね。
紅魔族出身で、アークウィザードを生業とするこの私は、爆裂魔法をこよなく愛する者。
故に、爆裂魔法以外の魔法は習得してません。
そのおかげで、様々な苦労を背負いました。

カズマ「なあ、めぐみん」

めぐみん「なんですか、カズマ」

カズマ「前にお前の爆裂道を認める発言をしたのは一時の気の迷いだったと認めるからさ、いい加減、爆裂魔法以外も覚えたらどうだ? あまりにも芸がなさすぎるだろ」

めぐみん「一芸に秀でていればそれで良いのです。多くを望めば、全てを失い兼ねません」

カズマ「多くを望めば、ねぇ」

今、私をおんぶしてくれている彼は、カズマ。
莫大な魔翌力を消費する爆裂魔法を放つと、私はしばらく身動きがとれなくなってしまいます。
なので戦闘の後はカズマに運んで貰うのです。
カズマは私が所属するパーティのリーダーであり、何を隠そうこの私の思い人でもあります。
そんな彼は、私の発言を受けて、何やら物思いに耽っている様子。少々気になる反応ですね。

めぐみん「何か思うところがあるのですか?」

カズマ「いや、なんでもないよ。気にすんな」

ダクネス「カズマ、そろそろ疲れただろう? めぐみんを背負う役目を代わろうか?」

気を遣う素ぶりを見せたのは金髪碧眼の美女。
クルセイダーのダクネスがそう申し出ました。
話をはぐらかしたカズマはその申し出に首を振り、しっかりと私を抱え直して、きっぱりと。

カズマ「大丈夫。責任を持って、俺が運ぶよ」

ダクネス「……そうか。うん、それがいい」

その、なんだからしくない男らしさに、嬉しい気持ちと複雑な気持ちを抱いてしまいます。
切なげなダクネスの表情が目に焼き付いて離れません。私は別に、この男を独占したいなどとは微塵も思っていないのに。もやもやします。

アクア「それなら、力持ちのダクネスには私が運んで貰うわ! 家までよろしくお願いね!」

微妙な空気の中、アクアはいつも通りでした。


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