69: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/16(月) 21:05:33.18 ID:TQ5drJ1c0
「と、戸庭?」
俺は、何をやっていたのだろう。
仕事の忙しさを言い訳にしていたのか。それともこの状況に浮かれていたせいか。
どうしてアンチョビがここまで塞ぎ込むまで気付けなかったのだろう。
「あのさ、俺、トイレ行きたくて起きてきたんだよね」
「ぉ、おぉ、そうなのか?」
俺の言葉に、アンチョビは戸惑った様子で応える。
俺に何か訊かれるとでも思ったのだろう。
確かに、俺が物語の主人公なら、例えば西住みほならば、ここで彼女にハンカチの一つでも渡すだろう。
しかし俺はあいにく現実世界の人間だし、そんなスマートな行動を取れるくらいならこの年で自堕落な生活を送ってもいない。
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