195: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/18(水) 23:22:39.12 ID:/cdPx5HI0
戦利品の分配が終わり、花澤と長田はビッグサイトを去った。
二人とも今日の内に新幹線で実家へ帰るらしい。
俺はといえば、まぁ今年の帰省はなしだ。
母からのメールにも「帰らない」と昨日のうちに返しておいた。
夕飯は蕎麦。そして薩摩揚げに、セセリの唐揚げだ。
我が家には珍しく日本食だったので、酒も日本酒(新政)で合わせた。
アンチョビと二人、大晦日に浮かれるテレビ番組を眺める。
時間の流れはとてもなだらかに感じられた。
「あのさ、昨日の話なんだけどさ」
「なんだ?」
「次の作戦どうしますかっていう。アンチョビさん、最後に何か言いかけてたけど」
アンチョビは「そうだなあ」と短く返事をした。
続けて何か言うかと思えば、そのまま黙ったままだったので、俺は「アンチョビさん?」と問いかける。
293Res/190.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20