148: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/17(火) 23:39:08.64 ID:MeNYOwih0
「また後でな」と言葉を残し、アンチョビが去る。
俺はアンチョビがいなければどうなっていたのだろう、とふいに思う。
ifの話を考えても仕方がないが、まぁ運が悪ければ、横たわるベッドは病室のそれではなかっただろう。
そういえばアンチョビへお礼を言うのもまだだったと気づき、戻ってきたら彼女にありったけの感謝を伝えようと思った。
枕元にはスマホが置かれていた。
画面をタップすると、何件も着信が残っている。
ははあん、上司からである。
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