112: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/17(火) 22:10:08.28 ID:MeNYOwih0
キミドリ氏とは、新宿の喫茶店で2時間ほど話をして別れた。
花澤や長田より幾分か信用の度合いは高かったようだが、しかし、彼らと同様、初めはキミドリ氏も半信半疑の様子だった。
「うはははは。あの動画を観たらどうしても真偽を確かめたくなりますよねえ」
「というのも、声があまりにも元の声優さんに似すぎていますから」
「しかもこれまでに公開された音声にはない内容を話していたので、口パクで録音を流しているわけはありません」
「はて、だとしたらこれはどういうわけか、という具合です」
「まぁしかし、リアルで対面すると、顔もアンチョビによく似てらっしゃる」
キミドリ氏には、これまで同様、アンチョビと数十分、質疑応答をしてもらった。
そしてやはり、これまで同様、彼もアンチョビの存在を認めるに至った。しめたものである。
「にわかには信じがたいことですが、これは真実としか考えられませんね」
キミドリ氏は、別れ際に「私に協力できることがあれば何なりと仰ってください」と言ってくれた。
おそらくはお言葉に甘える日もすぐに来よう。
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