15:名無しNIPPER[saga]
2018/07/15(日) 00:45:20.83 ID:68QvvrKK0
ライラさんがアイドル、確かに美人だし言われてみれば納得できる。
でも、どうしてもアイドルと言われるとなにか自分とは違う世界の人みたいだ。
いや、ライラさんはライラさんだ。人を印象で決めつけてはいけないと教えてくれたのはライラさんだ。
「そうなんだ、すごいね! テレビとか出たことあるの?」
「テレビはまだですねー、入ってすぐなので今はレッスン漬けでございます」
となりでニコニコ笑いながら話すライラさんはやっぱり今までのライラさんと同じだ。
お参りしている人もまばらになってきたので、遅れないように元の道へ戻る。
他の人たちも休憩して元気になったのか、往路のときよりも少し賑やかな参道だった。
「登りは大変でございましたが、下るのは楽でございますねー」
そんなことを話しながら歩いていると、すぐに平地の道に出た。
しばらく歩いていて気付いた。さっきよりかなり静かだ
団子になっていた人の波もだんだんとバラけてきて、聞こえていた他のグループの話し声も遠くなっていた。
それに時間も遅いからか車の往来もほとんどなくなり、さらに静けさに拍車をかけていた。
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