ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3
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名無しNIPPER
[saga]
2018/08/01(水) 00:14:27.84 ID:z+0R0wjp0
ドゴス・ギア
ブリッジ
オペレーター「フライルー、着艦します」
バスク「結局アーガマまではたどり着けなかったか…まあいい」
バスク「それより、サイド2は敵の手に渡ったということになるのか?」
オペレーター「敵の進軍方向から推測するに、そのようだと思われます」
バスク「ぬう……!エゥーゴめ、やってくれる!」ダンッ
バスク「それにアクシズまで…シロッコは何を報告していた!やはり奴は信用できん…!」
格納庫
ジェリド「ふう…」ウイーン
整備兵「おい、見ろよ。撃墜王のご帰還だ」
ジェリド「……」
整備兵「うっ…」
マウアー「ジェリド!」
ジェリド「マウアー…」
マウアー『少しは私のことを頼ってもいいじゃない』
ジェリド「…マウアー。少しいいか?」
マウアー「…ええ」
マウアー私室
マウアー「私を頼る気になってくれたということかしら?」
ジェリド「…ああ。そうだ。済まない」
マウアー「いいのよ。むしろ、私は嬉しく思っているわ」
ジェリド「…済まないな、マウアー」
ジェリド「…マウアー。俺は今まで、戦争のない世界を、平和な世界を実現させようとしてきた」
マウアー「それがジェリドの目標じゃない」
ジェリド「そうだ。…でも、俺は戦いの中で消えていく、俺のせいで消えていく声を聴いて思った」
ジェリド「こんな、戦争をやっている張本人の、戦争の災禍そのもの…いや、人殺しに平和を語る資格があるのか、とな」
マウアー「人殺しだなんて…戦争で人を殺すのは…」
ジェリド「わかっている。軍人なんだ。割り切ってきたさ。今まではな…」
ジェリド「でも、今となっては、この力を得てしまったら、もうダメだ」
ジェリド「はっきりとわかるんだ。今、俺は自分の意志のもとに人を殺していると。俺は、人殺しだと…!」
マウアー「ジェリド…」
ジェリド「そんな人殺しが、平和を語る資格はあるのか!?」
ジェリド「こんな力を持っていながら、力を対話ではなく戦いに使ったものに、資格はあるのか!?」
ジェリド「殺した俺は、対話を、平和を、否定しているんじゃないのか!?」
マウアー「……」
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