【安価】オーサカ・トライアド【忍殺】Part12-SS速報VIP

【安価】オーサカ・トライアド【忍殺】Part12

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231:GMのスズキ ◆jndPILsvCY[saga]
2018/08/05(日) 21:23:57.35 ID:Vu4+k1dgO
73…つまり奇数！なのでこちらが先に発生だ

（…うーん、見当たらないな。今日はいないのかな？仕方ない、また日を改めて…）

そう考えながら猥雑な店内を歩くコマの視界に一人の人物が入ってきた
やや頭髪の後退した中年男性。オリーブ色のスーツの上から白衣を着ているところを見ると、医者だろうか？
その目は驚くべきほど（と形容する他無いほどに）ギラついており、まるで殺人鬼のそれだ。しかし彼が「そのようなこと」をするような人間には見えない。奇妙なことだが、男性はそう思わせる何かを持っているように見えた

男性「…ふむ、多くの人の中から私だけを瞬時に選び取る。どうやら君は才能を持った人物のようだ」

「君、こちらに来て座りたまえ。遠慮はいらない、ちょうど向かいの席は空いている」

コマの視線に気づいたのか、男性はコマに言葉を投げ掛けてきた
…言葉を？多くの人がいる酒場の中でコマだけに注目し、まるで自分だけしか見えていないかのように真っ直ぐにこちらを見据えて？
その言葉は決して大きな声ではない。むしろこの喧騒の中では、それこそニンジャ聴力を持たなければ聞き逃してしまうような、隣にいる人物に話しかけるかのような控えめな声だった
しかしその言葉は不思議とコマの中にスッと入ってきて、【そうしなければならない】と思わせる何かを感じさせる。気付けばコマは男性に促されるまま、彼の向かいの席に着席していた

男性「ああ、はじめましてのアイサツも無しに無礼なことをしてしまったね。私はホプキン、見ての通り医者だ。ドーモ」

コマ「…ドーモ、コマです」

ホプキン「コマ=サン。早速だが少し話をしよう。なあにちょっとした例えばなし、明確な答えの存在しないゼンモンドーだ。その答えで君への対応が変わるわけじゃない。思ったままを答えてくれたまえ」

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