51:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:43:28.73 ID:eCrKDArS0
(ま、いいや。そろそろ卯月も戻って来る頃かな。 …………ん?)
――ざわざわ
(なんだろ、騒がしいな。どうしたんだろう)
「……!!!!」
「俺、ファンだったんす!」「ね、ね、卯月ちゃんいま一人なの?」「ブヒッ 自分写真良いっすか?」
「――……あの、すみません、私……人を待たせてるんです、ごめんなさい、そこ……」
「なぬ!?」「まさか彼氏?」「ゆ、許せんブヒーッ」
凛は弾かれたように立ち上がった。
通路の真ん中で卯月を囲っているオタクどもの方へ憤然と歩いて行く。
「ちょっと」
「何? 誰…… 、ッ!?」
連中はハッと驚いたように身を引いた。
凛の異様に殺気立ったスゴみのある視線に、恐怖のあまり言葉を失ったのである。
「あんたたち、卯月になにしてんの?」
「へあっ!? ぼ、ぼぼボクたちはべつにただうづきたんのファンで……」
「本人が迷惑してるでしょ。やめなよ」
「「「アッハイ」」」
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