平成最後の夏、好きな人と一緒に殺した。
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6:名無しNIPPER
2018/07/13(金) 20:05:07.96 ID:1YEkAv2r0
「俺はいつ人を殺せばいいの?」

「その時がくればわかります」

「わかった」

男はバッグの中からボールペンを取り出すと、肩を怒らせて揚々と女に向かって歩き出した。

「ストップストップ。間違いその1、今じゃありません。間違いその2、私じゃありません」

「ほら、こういう誤解が生じるかもしれないから、もったいぶらないで教えてよ」

「男の人は結論を急ぐというのは本当ですね。困ったものです」

「もったいぶって何の意味があるのさ。時間の無駄だろ」

「好きだと思った瞬間に好きだと言えましたか。うじうじうじうじ物陰から見ているうちに、言葉にしなくても好意は伝わっているだろうと思いませんでしたか。ストーカーこそ最ももったいぶった重たいぶちたいタイプだと思いたい」

「自分を省みずごめんなさい。でも最後のラップみたいなのはよくわからなかった」


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