12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/17(火) 23:54:03.15 ID:PbqpPIZd0
「3億円くらいでしょうか」
「生涯賃金の話?」
「殺人の依頼料の相場です」
この前と同じ夕方の公園に着くと、女はブランコに乗りながら尋ねてきた。
「何か理にかなった算出方法はないでしょうか」
「どうしてそんなの知りたがってるのさ」
「あなたにお支払いしなくてはならないでしょう」
「君が俺に数億円くれるってこと?」
「お金を集めるのは無理なので、それ相応の対価を払おうと思いまして。あの、どうして急に前屈みになったのですか」
「セッ。やましいことを考えたから」
男は慌ててとなりのブランコに座った。
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