美希「自分探しの旅に行ってくるの!」千早「付き添って来ます」
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8
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:33:05.23 ID:VtXsprNk0
「……で、でも、千早さん、今日この後レッスンだって」
「自主レッスンだから構わないわ」
と、千早。時間を押さえてくれたプロデューサーには申し訳ないけれど。小さく呟く。
以下略
AAS
9
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:33:38.75 ID:VtXsprNk0
くふ、ふふふふ!
美希は笑った。
抑え切れず、漏れ出すような笑いだった。
以下略
AAS
10
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:34:28.58 ID:VtXsprNk0
☆
「どこに行こっか?」
以下略
AAS
11
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:34:56.09 ID:VtXsprNk0
To:プロデューサー
以下略
AAS
12
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:36:12.86 ID:VtXsprNk0
「あはっ」
美希は吹き出すように笑った。
「遠くでレッスンだなんて、千早さんもよく言うの」
「嘘では無いわ。全ての経験が、歌に繋がる。私は765プロでそう学んだもの」
以下略
AAS
13
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:36:50.03 ID:VtXsprNk0
「……?」
どうしてだろう。
せっかく飛び出して来たのに、それじゃ、事務所にいるのと変わらないの。
以下略
AAS
14
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:37:45.01 ID:VtXsprNk0
「あっ」
と、千早が気が付いたように声を上げたのは、いよいよ電光掲示板で自分たちの乗る電車を探そうという時だった。
以下略
AAS
15
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:38:47.87 ID:VtXsprNk0
☆
整備された海辺の道は、静かな光に溢れていた。空の青と海の青と雲の白と街路樹の緑が、心地よい音楽を奏でているようだった。
以下略
AAS
16
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:39:15.01 ID:VtXsprNk0
美希の思ったように動くといいわ。私は勝手について行くから。
千早さん、それで楽しい? という美希に、あなたと一緒にいるだけで楽しいわ、と千早の返し。
そういうの、ちょっとずるいって思うな。
美希の呟きが、千早に届いたのかどうかは、分からなかったけれど。
以下略
AAS
17
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:40:27.92 ID:VtXsprNk0
自分探し、自分探し。
しばらく下を向いて歩いてはみたのだけれど、どうやらそれは道に落ちているわけではなさそうだった。
空を見上げる。
あの雲みたいに、ぷかぷか浮いてたりするのかな。
以下略
AAS
18
:
◆0NR3cF8wDM
[saga]
2018/07/10(火) 21:41:22.92 ID:VtXsprNk0
猫、猫。
考えてみると、悪くない気がした。
「千早さん、美希が猫だったらお世話してくれる?」
以下略
AAS
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