62: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/08/08(水) 11:33:40.33 ID:4VsaTvqw0
ふふっ。少女の口角が鋭利に上がる。
醤油さしの口先から滴った数滴の液体が男の服に染みを作る。
「あら大変」これ以上ない白々しさで朋花が頬に片手をやった。
「たった今"偶然"気がつきましたけど、プロデューサーさんの服に染みが。……いけませんね〜。
聖母と並び立つ者ならば当然服装もそれに相応しく。日頃から気を付けておかないと」
さらにはそのまま「ダメプロデューサー♪」とにっこり笑って小首を傾げ。
「朋花、頼む、後生だから……!」
「取り乱さなくても着替えならセキュリティの予備の服が。私もこの失態は秘密にしておいてあげますよ〜」
そうして怯える男の身に迫ると、少女は躊躇なく彼のベルトに指をかけた。
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