17: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/07/10(火) 00:45:57.99 ID:HZVkJLTW0
「ん…………はぁっ」
と、その時。不意に千鶴の顔が後ろへ引いた。
女の名残惜しむような吸引が、
彼の肌に痣を残そうとするかのように強く、強く押し付けられて。
浮いていた踵が地面に着く。
皺を刻んでいた指から順に力が抜ける。
上品なフレグランスの味わいをプロデューサーの鼻先にふわりと残し、
頬を赤らめた千鶴は高貴な女性としては実に恥じ入るべき粗野な動作
――まるでそう、野生児が喰らいついた肉から口を離し、滴る血を拭うようにして――
二人の間にかかっていた、唾液の橋を拭い取った。
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千鶴「……失礼。どうしても気になってしまったので」カァァ…
P「…………」ポカーン
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