2: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:50:05.05 ID:9GZaroLJ0
今私達は事務所にいます。都会のコンクリートジャングルにおいて、オアシスのはずだったこの場所は、エアコンの故障により砂漠に変わりました。
折角の休日、暇をもて余した私達は蛾が電灯へと群がるかのようにこの場所へ足を運びました。
3: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:51:23.38 ID:9GZaroLJ0
「Pさんはなんて呼びますか?」
「ポッキン」
4: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:52:22.24 ID:9GZaroLJ0
「というか、晶葉さんが直せばいいのでは?」
「いや、私もそう思うのだが……」
5: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:53:04.63 ID:9GZaroLJ0
「ポンコツなのでは?」
「ああ!言ってはいけないことを」
6: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:54:17.51 ID:9GZaroLJ0
ふう、幾分か涼しくなりました。そこで私は思い立ち冷蔵庫へ歩を進めます。
仲直りのしるし、二人で一つのものを分かち合う。
7: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:54:54.36 ID:9GZaroLJ0
「二本目とはいい御身分だな 」
8: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:55:45.41 ID:9GZaroLJ0
もうこの状態のちひろさんがずっと隣にいてくれたら涼しいのでは?いえ、それはあまりにも恐ろしすぎます。
「ありすちゃんはなにか言いたいことでもありますか?」
9: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:56:12.24 ID:9GZaroLJ0
「二人が喧嘩するのでこれから事務所内ではポッキンに統一しましょう」
「賛成です」
10: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:56:55.00 ID:9GZaroLJ0
しかし、満足げなPさんとちひろさんを見ていると、なんだか一杯食わされた気持ちになります。大人はいつだってずるいものです。
11: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:57:29.65 ID:9GZaroLJ0
「晶葉さんってお姉さんらしくないですよね」
「そりゃ私は一人っ子だしな」
12: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/07/09(月) 14:58:06.08 ID:9GZaroLJ0
「あぁ、やめてくれ」
「じゃあなにかお姉さんらしいことしてください」
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