【艦これ】一九四八年:あるいは爆雷でいっぱいの海
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9:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:15:57.96 ID:leW1YX1c0
「……それは、決定事項、なのかな」

感染の危険度も桁違いに高い上、未だ不安定な情勢が続く地域への単独派遣だ。一度向かえば生きて祖国の土を踏める可能性は高くないだろう。

『国境線への艦娘派兵は国際会議での決定だが、艦種及び艦の指定はされていない。私が君なら適任だろうと判断しただけだ』

『君が拒否すれば、第二候補を既に挙げている。君には労働条件を選択する自由がある』

「……自由、ね」

今回の命令を拒否したところで、今の『鎮守府』は真っ先に自分を前線から外すという事実が明らかになっただけだ。次の派遣命令も、その次の命令も響が候補として挙がるだろう。

「少しだけ考えさせてほしい。本件の正式な報告までには決めるから」



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