【艦これ】一九四八年:あるいは爆雷でいっぱいの海
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32:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:31:21.22 ID:leW1YX1c0
しばらく黙り込んでいたガングートだったが、やがて笑いながら言った。
「いや、確かに、そんなものはもうすっかりなくなったものと思っていたが……そうか、それがここにいる意味というわけか! ちっこいの、貴様なかなか器の大きい奴だな!」
「自分が必要だと思うことをやるだけだよ――それと、私の名前は響だ」
「……貴様がここに来なければ、ただ惰性で生きて、そのまま死んでいただろう。不謹慎な話だが、ある意味ナノファージに感謝するべきかもしれんな。なあ、ちっこいの?」
「響だ」
「ああ、そうだな……明日にはもうここを離れなければならん。その前にきちんと名前を教えておこう。私の名は――」
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