【艦これ】一九四八年:あるいは爆雷でいっぱいの海
1- 20
12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:18:04.21 ID:leW1YX1c0
                 ドック
彼女は空襲で大破した姉を船渠まで曳航していた。

口が悪いせいで誤解されがちだが、誰よりも優しく、理不尽に立ち向かう強さを持っていた自慢の相棒。

誰も助けられなかった、と自分を責める姉を励ましながら、ようやく目的地が見えてきたことで彼女は安堵した。

誰も助けられなかったなんてことはない。自分を助けられたこと、生き残れたことも誇るべき成果だ。

――再びの空襲で姉が沈んだのは、それから13日後のことだった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
40Res/25.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice