江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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◆takaJZRsBc
[saga]
2018/11/09(金) 01:24:04.61 ID:K+hs65Mt0
「ぐ、ああああっ!!」
確かに戦刃むくろは恵まれた肉体の持ち主だが、体格的には特別大きくもないし
大神のように筋肉の鎧を着ている訳でもない。尚且つ、関節は人体にとって弱点である。
減速した硬球は骨を砕くまでには至らなかったが、関節は衝撃で外れ骨には幾許か亀裂を作った。
「ど、うして……?!」
「あら、知らなかったの?」
倒れ込んだ桑田を起き上がらせながら霧切が不敵に笑った。
「桑田君は野球選手なのよ?」
「!!」
ハッと戦刃は桑田の右手を見た。血まみれのその指はいまだ特徴的な形で固まっている。
独自の回転をかけてボールを曲げる技術――変化球。桑田といえば剛速球のイメージが強いが、
超高校級の野球選手である桑田はなんと全ての変化球を自在に投げ分けることが出来た。
戦刃に避けられることは桑田も読んでいたのだ。そうなると右に避けるか左に避けるかの二者択一だが、
当然逃げるなら扉の方向だろう。桑田にとって左側、則ちスライダーボールを投げたのだった。
スライダーは通常オフスピードピッチといい、けして早い球種ではない。
だが桑田の投げるスライダーは、速さもキレも通常のものとは比較にならないのだ。
「年貢の納め時のようだな」
「くっ……」
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