江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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190: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/10/19(土) 23:00:33.68 ID:c8x6QoJY0


去り際に、KAZUYAは振り返って、生徒達に注意を促す。


K「奴め、本当に狡賢い奴だからな。いきなり攻めてくるのではなく、
  なんらかの策を使ってくるかもしれない。奴の言葉に耳を傾けるな」

K「――決して」


そう言い残すと、KAZUYAはマントを翻して保健室から出て行った。



               ◇     ◇     ◇


KAZUYAがいなくなった保健室には妙な緊張感があった。

先程も、階段の前にバリケードを作りに行っていたが、その時は他の生徒も出払っていたため、
今より慌ただしい雰囲気であった。全員が揃っていて、KAZUYAだけがいない。

その空気が、なんとも言えない寂しさと不安をもたらすのだ。


「………………」


生徒達は気まずげに視線を合わせては苦笑する。

社交性の高い苗木が、なんとか場を持たせようと立ち上がった。


苗木「あ、はは。なんか……落ち着かないね」

朝日奈「そうだね……」




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