江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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189: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/10/19(土) 22:50:39.62 ID:c8x6QoJY0


距離が長い、危険だからなどというのは単なる言い訳に過ぎなかった。

KAZUYAは思い出していたのだ。寄宿舎の二階には自分や学園長の私室があったことを。
……すなわち、生徒達に見られたら不味い物がある可能性があるのだ。


K「俺達が学園長室に突入したことで、江ノ島側はもういつ仕掛けてくるかわからない。
  保健室を守りつつ早急に探索しなければならんのだ。頼む、わかってくれ」

苗木「うーん、先生がそこまで言うなら……」

舞園「そうですね。もう、いつ攻めてくるかわかりませんからね」

霧切「本当に、それだけ?」


霧切が疑い深くKAZUYAを見つめる。KAZUYAは頷いた。


K「ああ、“それだけ”だ……!」

霧切「…………」


霧切は明らかに納得していなかった。だが……KAZUYAの言葉を信じ、鍵を渡した。


霧切「絶対に、戻ってきて頂戴」

K「ああ!」


――彼等は知らなかった。

今この瞬間に、大いなる運命の分岐点が迫っていたことを。


K「そうだ。俺がいない間、モノクマに気を付けてほしい」




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