オーク「もう姫騎士と関わらないようにしよう」
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17: ◆8PvrU9Ob/.[saga]
2018/07/09(月) 09:49:35.52 ID:ApRGfkc30
従者「お腹は空いていないかね? ビスケットでも食べるか?」

オーク「夕飯は食べてきたから、いらないよ」

少年オークは、馬車の窓から見える光景を見ながら、竜の背中に乗っていた時のことを思い出していました。

従者「道中は時間がかかる。これを読んで暇つぶしをするといい」

隣に座った従者から渡されたのは単語帳でした。人とオーク族の言語の翻訳辞典でした。

従者「物好きなオークと人間が共同で作ったものだ」

ところどころに付箋が貼られておりました。靴や鞭といった名詞から、叩く、詰るといった動詞まで様々でした。

従者「姫の母君の愛読書だったよ」

少年オークは同年代以上に知識欲があり、城へ着くまで熱心に読み耽ったのでした。

そして、馬車が城の裏門に到着する否や、オークと従者は近衛兵に囲まれてしまいました。

従者「見つからないわけがありませんでしたね」

馬車を降りると姫騎士が立っているのでした。

姫騎士「こいつが、オーク…!」


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