6:saga
2018/07/07(土) 23:14:22.91 ID:q/wDbIeA0
「うおっしゃああああああああ! やっほほーい!」
キャタピーは数十本の腕でガッツポーズをしたかと思うと。
「ルールは簡単。相手をギブアップさせたら勝ち、それだけだぁ!」
早速勝手にルールを決めていた。
なかなか切り替えが早い男である。
「ところで、一人で私たち全員を相手にするつもりなんですか?」
マーキュリーの問いかけに、キャタピーは自信ありげに笑う。
「モチのロンだぁ。俺の計算では、一対五で同レベルぐらいだろうからなぁ」
先ほどまでの卑屈な姿とは違い、キャタピーの声には妙な力強さが溢れている。
戦士としての実力には、確たる自負があるということだろうか。
「へーえ、ふーん。一対五で同レベルねぇ……」
キャタピーの余裕の態度にプライドを刺激されたか、マーズのこめかみがヒクリと動いた。
「おうともさぁ。いわゆる一つの、客観的に考えて、ってやつだぞぉ!」
このキャタピー、余裕綽々である。
「ずいぶん甘く見てくれるじゃないの……なら」
鋭く目を細めたマーズの指先に、紅蓮の炎が収束していく!
そして!
「受けてみなさい! ファイヤァァァ・ソォォォォル!」
凛とした声が響き、マーズの指先から火の玉が螺旋状に伸びた!
さらに!
「シュゥプリィィム・サンダァァァ!」
「クレッセントォォォ・ビィィィィム!」
マーズの必殺技に合わせてジュピターが雷を、ヴィーナスが光線を、同時に放った!
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