24: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:24:48.83 ID:a363b6qL0
何も言わずに私は彼をにらみ続ける。
流石におかしいと思ったのか、提督は怪訝な表情を顔に浮かべた。
25: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:25:28.96 ID:a363b6qL0
摩耶「提督ー、邪魔するぜ...どうしたんだ初風、そんなガン飛ばして。」
執務室へ入ってきた摩耶さんがこちらを見ると、ぎょっとした顔で話しかけてきた。
26: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:26:00.40 ID:a363b6qL0
提督「ウッ..フグッ...」
敷波「元気出しなよ、提督」
27: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:26:41.42 ID:a363b6qL0
初風「ほら、大の大人が何時まで泣いてんのよ」
地べたで丸まる提督に私は慰めの声をかける。
28: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:27:10.11 ID:a363b6qL0
初風「...分かんないわよこの、へっぽこ!」
提督「お"お"お"ん"」
29: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:27:44.41 ID:a363b6qL0
夜、布団の中で私は一人悩む。
どうしたら撫でてもらえるんだろう。
30: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:28:17.70 ID:a363b6qL0
私=猫。
猫=撫でられる。
31: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:28:59.24 ID:a363b6qL0
初風「摩耶さん、今日の秘書艦なんだけど私と代わってもらえませんか?」
作戦当日、私は摩耶さんに秘書艦の交代をお願いしていた。
32: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:29:26.02 ID:a363b6qL0
暫く茂みの中で待つと、提督が現れた。
やはり彼は猫を探しているらしい。
33: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:29:55.28 ID:a363b6qL0
初風「...に、にゃあ」
私を見た提督が固まる。
34: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:30:24.71 ID:a363b6qL0
初風「えと、ここの鎮守府所属の、陽炎型駆逐艦、初風です...にゃ」
なかなか良い線をついたんじゃないかしら。ちゃんと語尾も猫っぽいし。
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