【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】
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79: ◆7m3grp2dM2[saga]
2018/07/05(木) 23:05:46.34 ID:/axQZUF/o

コンマ判定:3


貴方が市場巡りを楽しんでいると

「ネネ、そこの褐色のおニーサン。ちょっとちょっと」

高い男の声に呼び止められる。
一瞬、何処から声が聞こえているのか分からずに周囲を見渡していると、少し喧騒から離れた暗い路地から糸目の男が貴方に手を振っていた。
吸い寄せられるように貴方はその男に近寄る。

男は身長はやや小さいが、恐らく大人だろうと何となく察せられた。
服装は町を行きかう人のそれとは少し違い、言うなれば…中華風とも言うべき不思議な出で立ちの男だった。

「アイヤーおニーサン、何やらお困りのようネ」

お困り……確かにそうかもしれない。
貴方は素直に頷いた。

「そうだと思ったヨー、おニーサンこの町歩くの初めてネ」

確かにそうだ。
何故わかるのだろう。やはり服装だろうか?

貴方が素直に頷くと、男は人懐っこくニコニコと笑いながら話し続ける。



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