【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】
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30: ◆7m3grp2dM2[saga]
2018/07/05(木) 01:43:58.78 ID:/axQZUF/o

程なくして、貴方は大樹……図書館にたどり着く。
図書館の根元には、大きな扉があり、そこで漸くここが人工的な建造物なのだと納得できた。

「図書館騎士リメロン・アスバール!ただいま戻りました!」

そう扉の前で言うと、扉が自動的に開いていく。
恐らく、これも彼女が少しだけ語っていた『魔法』と呼ばれる物なのだろうと貴方は勝手に解釈する。

リメロンに続いて中に入ると、その大樹の中は360℃あらゆる場所が本棚と本で埋め尽くされていた。
大樹の中をくり抜いたような円状の室内は、見上げても見上げても、何処までも同じ光景が続いている。

そんな中で、いくつかある扉のうち一つをリメロンはノックする。

「入ります」

そう言うと、リメロンは返事も待たずにその中に足を踏み入れる。
それに続いて貴方も室内に入ると、そこには一人の少年が居た。
どう見てもリメロンよりも年若い、幼いと言ってもいいような容姿の少年が、まるで魔法使いのような黒いローブを身に纏っている。



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