【安価】異世界に来たので、折角だから何かする【オリジナル】
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23: ◆7m3grp2dM2[saga]
2018/07/05(木) 00:40:43.81 ID:/axQZUF/o
※つい最近嘘喰いを読んだ私になんとタイムリーな代物

選択:サイコロ


財布でもあれば、身分証が入っていないだろうかと貴方は自分の懐を探っていると、何か堅いものが手に触れたことに気付きます。
手の平で容易に包み込める程度の大きさのそれを握り、何かを確認してみると、それは『サイコロ』でした。
それも一般的によく見る6面ダイスではなく、0から9の数字が描かれている『十面ダイス』と呼ばれるもの。

何故こんなものを持っているんだろう?

思い出そうと首を捻っていたところで、話し合いを終えたのか、二人が貴方に再び話しかけてきます。


「あーっと取り敢えず、今から私たちは司書様に会いに行くことにしたから。ついて来ること、いいね?」

特に拒否する理由もない貴方は、頭を縦に振ります。

「それとは別に、ついでに町を案内してあげるから、思い出したことがあったり気になったことがあれば教えなさい」

再び貴方は承諾の意思を見せます。
それを見て満足げに女性は頷くと、マントを翻しそのマントに描かれた紋章のようなモノを見せてきました。

「まだ名乗ってなかったわね。私は『リメロン・アスバール』図書館守護の命を聖下より賜りし図書館騎士よ。それでこっちが…」

「ワシは『ナキ』。まあ、主様の付属品とでも思っておけ。ワシから汝らへ干渉することはそうない。そういう『契約』故な」

「とまあ、分からないことばっかりで混乱してるかもしれないけど、一先ず私にドーンと任せなさい!この生命の樹のマントに誓って、貴方を助けてあげるわ」




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