9: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/07/04(水) 22:02:31.96 ID:/XOMflwr0
でも、この気持ちを思い浮かべたとき、私は苦笑いしてしまいました。陶芸の新たな表現を見つける目的でアイドルになろうと、岡山の片田舎から東京の大都会へやって来た私は、今や恋煩いにかかっているのです。そのうえ、片思いの相手は私のアイドル活動を支えてくれるプロデューサーです。彼は様々な世界を私に見せてくれました。私の知らない、鮮やかな世界を教えてくれた彼に、私は大変感謝しました。しかし、感謝の気持ちは次第に親愛に、そして、いつの間にか恋い慕う気持ちへと変わっていったのです。
私のおじいちゃんなら、今の私に何と言うでしょう。いくらおじいちゃんが彼のことを気に入っていたとしても、アイドルになった目的を私が果たしつつあるとしても、色恋に現を抜かすとは何事だと私に怒るかもしれません。それでも、好きになってしまいました。好きだと思うと、私の心は温かくなりますが、同時に私の心には雲が覆います。
35Res/17.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20