12: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/07/03(火) 00:13:19.13 ID:Wze3yOnD0
「はふっ、はむふぅ。ほふー」
アツアツのイカ焼きを二人して齧る。
口の中に醤油の香りとイカの旨味がじんわり染みて、つい口元が綻んだ。
七味をまぶしたマヨを付けると、まろやかな中にピリリと辛味が効いてまた美味い。
「こういうとこでの立ち食いってやたら美味いよな」
「然り然りー。はふほふー」
「あ、ほらほら口元ついてる。じっとしてな」
「ふんにゅ」
いつも大人びているのに、こういう時だけ幼いのがなにやら可笑しかった。
イカ焼きを平らげた後で、芳乃はまた別の屋台に目をつけた。
「そなたーそなたー」
今度は焼きそばか。
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