9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/07/01(日) 03:39:11.56 ID:kdkVKxIA0
○
やがてホテルの人が戻ってきて、ボトルの底面を持ち器用にワインを注いでくれた。
ぺこりと一礼して、下がって行ったのを見計らって二人してグラスを手に持つ。
「じゃあ」
「うん」
「君の瞳に」
「ライブの成功を祝して、でしょ」
訳の分からない問答をしながら、かちんとグラスを合わせた。
風情も何もあったものではないな、と思った。
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