【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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9:名無しNIPPER[saga]
2018/07/01(日) 03:34:50.74 ID:lo4gwy6N0
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翌日。2011/1/26

レス「段取りは分かっているね、マホ?」

真帆「はい、大丈夫です。新サーバーで新規アマデウスの正常起動を確認してから、現行アマデウスの削除に移行すればいいんですよね?」

レス「その通り。問題はないはずだけど、それでも万が一ということもあるからね」
レス「くれぐれも、先に現行のアマデウスをデリートしてはいけないよ」

真帆「分かってます。消しちゃったー、だけど新しいのもなんか動かないーじゃ、洒落になりませんからね。任せてください」

レス「当然だけど、いつもの儀式もやってもらわなければならないからね」

真帆「ぎ、儀式とか呼ばないでくださいってば! あれはあれで、結構しんどいんですから」

レス「Oh……気に障ったかな?」

真帆(っていうか、儀式って何よ!? こっちは更新の度に人格侵害の憂き目にあってるっていうのに……人ごとだと思って!)
真帆「もういいです。とりあえず、まずはアマデウスの新規構築に集中しなくちゃ始まりませんし」

レス「そうだね、それがいいだろう。それでどうかな? 今のところ、新しく用意したサーバーは順調そうに見えるのだけど?」

真帆「ええ、問題なさそうですね。特にこれといってエラーも出ていませんし……ログはどう、紅莉栖?」

アマデウス紅莉栖(A紅莉栖)『はい。コマンドラインとプロンプトをリアルタイムで参照していますけど、特筆して問題と呼べるような箇所は見受けられません』

真帆「……そう」
真帆(新規サーバーに新規アマデウス。ついでに例の107メガバイトの件もあったりしたから、新規アマデウスの起動については、ちょっとだけ心配してたのだけど、杞憂だったかしら)

レス「ちなみにだね。マホの“あれ”を儀式と最初に呼び出したのはクリスだからね。私じゃないよ、違うからね」

A紅莉栖『!?』

真帆「教授……それはどっちの紅莉栖のことですか?」

レス「それは──」

A紅莉栖『あっ! 先輩! ログに異常が!』

真帆「え!? ど、どこ!?」

A紅莉栖『と……思ったら、見間違いだったみたいです。すいません、テヘ』

真帆「…………」
真帆(AIが見間違いとか、有り得んでしょうが。プログラムが……嘘をつくとか……テヘってお前)

レス「Oh。我々は本当に何を作ってしまったのか……」

真帆「教授、笑えません」

レス「これは失礼。では先ほどの続きだけど、儀式と最初に──」

A紅莉栖『ちっ』
A紅莉栖『さあ、そろそろ記憶データのコンバートが終わりますよ。教授、退室をお願いいたします。さっさと退室してください教授、さあ早く、ハリーアップ』

レス『Oh……』

真帆「ふぅ。そんなに急かさなくてもいいわよ。時間はたっぷりあるんだし」

A紅莉栖『むう……』

レス「マホ。やっぱり私も立ち会うわけにはいかないのかな?」

真帆「ダメです。私一人で作業を行う。それが条件だと言ったはずですよ?」

レス「できるなら、デリートのときだけでも」

真帆「余計にダメです。詳細は後ほどレポートで提出しますから、それで我慢してください」

レス「どうしても?」

真帆「どうしてもです」

レス「OK、分かったよ。それではおとなしく、退散することにしよう」

真帆「そうして下さい」



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