【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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74:名無しNIPPER[saga]
2018/07/06(金) 23:06:01.39 ID:VR+egQ5z0
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翌日 2011/2/2 午前中
大学付近のカフェテラスにて


レスキネン「昨夜は本当に大変だったね、マホ。気分はどうだい?」コーヒー クイッ

真帆「すいません教授、ご心配をおかけしまして。特にどこかを怪我したわけでもありませんでしたし、お気になさらないでください」

レス「そうもいかないよ。目に見える怪我ばかりが全てではないからね。心の方はそうすぐに、どうこうなるものでもないだろう?」

真帆「それが、意外とそうでもないみたいで。昨日の今日ではあるんですけど、案外と平気というかなんと言うか……」

レス「そうなのかい?」

真帆「自分でもちょっと不思議なんですけどね」

レス「Hum。マホは見かけによらず、タフガールだったのかな?」

真帆「みたいですね、あはは……」

真帆(本当に、我ながらビックリするくらいなのよね)

真帆(あんな目にあったわけだし、てっきり数日は悪夢にうなされるくらいの想定はしておいたのだけど……)

真帆(でも実際フタを開けてみれば、昨夜はなぜだかむちゃくちゃに安眠してしまった。気分だって悪くない)

真帆(本当に何でだろ? 上手く言葉にできないけど……なんだか私らしくない)

レス「ほら、マホのカフェラテも来たようだよ」

真帆「私のはカフェモカですけど」

レス「そうだったかな? どうにも私にはいまいち違いが分からなくてね。と言っている間にも到着だよ、おいしそうだね」

真帆「ええ、そうですね」

レス「さあ、どうぞ召し上がれ。今日は私の“お・ご・り”だからね、追加オーダーも自由ということにしようじゃないか」

真帆「え? いや悪いですよ、それは」

レス「気にしなくてもいい」

真帆「そうは行きませんよ。それでなくても、昨夜は私のアパルトメントまで送ってもらいましたし」

真帆「それに本来ならすぐにでも行うべき状況の説明だって、私の状態を考慮して聴取を一日先に引き伸ばすよう、上に掛け合ってくれたらしいじゃないですか」

レス「知っていたのかい?」

真帆「はい。紅莉栖のアマデウスから聞いています」

真帆「つまり。私は昨夜から、教授に迷惑をかけっぱなしという事になります」

レス「Hum。気にしなくていいと、言っているのだけどね」

真帆「それは無理な相談です」

真帆「大体、昨夜の詳細を話すにしたって、本来なら私自身が大学に出向いて、お歴々を相手に直接説明するべきはずでしょうに……」



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