【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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◆A81ULt4CV6
[sage saga]
2018/07/29(日) 03:22:11.59 ID:EQtXuMvN0
俺は、紅莉栖から発せられた、有無を言わさぬ強い何かに、二の句が告げられなくなる。
「岡部、あの時……昨日、あんたから電話があった少し前……」
──世界線が動いたんだよね?──
その紅莉栖の言葉に、俺は額然とする。
何度も言うが、紅莉栖はリーディングシュタイナーを備えていない。だから、世界線の移動を知覚する事は不可能なのだ。だというのに──
「お前、どうしてそれを……?」
ありえない言葉を聞いた。その事に、いささか頭が混乱をきたす。そんな俺に、紅莉栖が身を寄せるように身体を近づけ、声を振り絞るようにして言う。
「そう、やっぱり」
紅莉栖は俺の動揺を解答と捕らえ、一度大きく顔を伏せる。そして、肩を震わせながら顔を上げ──
『な……涙……?』
紅莉栖は泣いていた。端正な顔をクシャクシャに歪め、それでも口元に笑顔を貼り付け、泣きながら微笑んでいた。
「良かった……岡部、良かった……ほんとに……ほんとに……」
──世界線が動いていて良かった──
紅莉栖の嗚咽に混じる言葉。俺はそれを聞きながら、その言葉の意味を理解する事を、放棄した。
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