【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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504: ◆A81ULt4CV6[sage saga]
2018/07/29(日) 03:11:27.41 ID:EQtXuMvN0
『それにしても……』

 頭の中に、自らを取り巻く状況に対する疑問が、吹き荒れる。

『リーディングシュタイナーが発動し、世界線は移動した。現に、中鉢に関わる事象に変化が現れている。だが……』


 ──変化したのは、中鉢だけなのか?──


 どうしようもない不安。押し殺す事はできなくもないが、しかし押し殺してしまってもいいのか? そうすることで、未然に防げる何かを、見逃してしまうのではないか?
 そして、世界線の移動は、これだけで済むのだろうか? もしも仮に第三者が過去改変能力を手に入れたのだとしたら、その人物の実験は、これで終わりだと言えるのか?
 幾つもの疑問が、答えの出ぬままに、頭の中をすり抜けていく。そのどれもに対し、明確な開示はなされない。そして何よりも頭をもたげる疑問。それは──



『この世界線は、この先、どうなると言うのだ?』



 しかし、やはりその疑問にも答えは出ない。

 俺は投げやりな挙動で身体をソファに沈めこみ、目を閉じる。正直、疲れていた。それなのに、少しも睡魔が襲ってくる気配は無かった。









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