【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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4:名無しNIPPER[saga]
2018/07/01(日) 03:20:12.01 ID:lo4gwy6N0
真帆「…………」

レス「Oh……ヘーコンでしまったのかな?」

真帆(へこ……だから、どこでそういう言い回しを)

レス「そうだね。誤解の無いように言っておくけどね、私にとっても昨日の件は想定外だったよ。当然だけど、まだ何の仮説もありはしない」

真帆「……教授にも分かりませんか」

レス「それはそうだろう。我々が扱っているのは、そういう類の分野なのだからね」
レス「今のマホに分からないのであれば、それはつまり、この世界の誰一人として解を得ることはできない、と」
レス「これは、そういうお話なのだろうね」

真帆「大げさすぎますよ」

レス「そうかな? でもどうだい、不思議でとても面白いだろ?」

真帆(おも……しろい……)

レス「これだから、科学者というものはやめられないね」

真帆「そう、ですね。そう……」

真帆(そう、面白い……か)
真帆(ううん、どちらかと言えば興味深いという解釈が正しいのかも)

真帆「ふぅ」

真帆(アマデウスを起動させるために、初めて記憶データの抽出を行ったのが去年の3月)
真帆(そして今日までの10ヶ月の間に、アマデウス・プログラムの二度に渡るバージョンアップと並行して、私のアマデウスも二回、記憶データの更新を行ってきた)
真帆(そして、次回のバージョンアップに向けて、新たに記憶データの抽出を行ったのが、昨日のこと)
真帆(つまり……)
真帆(私の記憶は、インターバルにばらつきこそあるものの、それでもこれまでに計四回のデータ化を行ってきた事になる)
真帆(その中で、どうして昨日抽出した記憶データの容量だけが、あれほど大規模な肥大化を見せたのか?)

真帆「…………」

真帆(何も、データ容量の増加という現象自体が異常だと言うわけではない)
真帆(現にこれまでだって、抽出した記憶データが数百キロバイト〜数メガバイト単位で増加するような現象は確認されている)
真帆(でもそれは、あくまでも想定された範囲内での増加だったと言えるのよね)
真帆(一人の人間が数ヶ月という単位の時間を過ごしたならば、まあ有ってもおかしくはないだろうと思える程度の増加量だったと捉えるべきものでしかなかった)
真帆(だから私と紅莉栖は、これまでの増加データ量の推移から推し量り……)
真帆(個人差や環境の違いこそあれど、それでも人一人が一月の間に増やす記憶データは、大体300〜400キロバイト程度なのではないかという推測も立ててもいた)
真帆(……それなのに)
真帆(昨日私から抽出した記憶データは、前回のときに比べて107メガバイトもの増加量が確認さえた)
真帆(これまでよりも期間が空いていたとはいえ、それでもざっと六ヶ月程度。六ヶ月。たった六ヶ月の間に107メガバイトよ?)
真帆(想定されていた量の、実に250倍以上。とてもではないけど、これは余りにも毛色が違いすぎると言わざるを得ない)



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