【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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39:名無しNIPPER[saga]
2018/07/03(火) 21:28:01.20 ID:5zbPgvo20
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三日後 2011/2/1 午前中

紅莉栖「ああ、やっぱりダメ。そっちからはどうですか先輩?」

真帆「こっちもだめね。相も変わらずアクセス拒否されたまま。交信を受けてくれそうな気配がまったく感じられないわ」

紅莉栖「そうですか。随分と頑ですね、彼女」

真帆「ええ本当に」

真帆(……本当に。私の分身とはいえ、何を考えているのかワケが分からないわ。反抗期かしら?)

紅莉栖「この間の107問題に関する意見陳述会から、もう三日」

真帆(あう。いつの間にか紅莉栖までデータ肥大化の事をへんてこな名称で呼び始めてる……)

紅莉栖「ねえ先輩。いっそのこと強制アクセスしてみては?」

真帆「強制アクセス?」

紅莉栖「そうですよ。アマデウスが三日間にも渡って、意図的に外部と通信を遮断するなんて、前代未聞です」

紅莉栖「やっぱりここは、彼女の健在を確認する意味でも、先輩のアクセス権限を使って強制的に──」

真帆「ごめんなさい。それはちょっと気が進まないわ」

紅莉栖「そう、ですか」

真帆「ええ。いくら相手がAIだからといっても、そういうのはちょっとね」

真帆「よっぽどの緊急事態でどうしても今すぐアクセスが必要だって状況なら、そうも言っていられないでしょけど。でも今のところ急ぐ用件もないわけだし」

紅莉栖「そう……うん、そうですね」

紅莉栖「確かに先輩って、権力やら権限やらを振りかざされるのとか、凄く嫌がりそうですもんね。そんな真似したら、アマデウス相手に凄い勢いで叱られかねないか」

真帆「いやあ、あはは、それはどうかしら?」

真帆(自分のアマデウスに叱られるとか……考えたくないわね)

真帆「それにね紅莉栖。一応の連絡手段だって無くはない分けだし」

紅莉栖「私のアマデウス経由、ですか」

真帆「そ。どういう分けか、今のところあなたのアマデウスだけが私のアマデウスとコンタクトを取れているみたいだから……」

真帆「もし伝達事項ができたときは、そのルートを利用させてもらうことにするわ。お願いね」



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