【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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139:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 00:24:39.78 ID:hc/Puqu00
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鈴羽「この世界の歴史は今ゆっくりと、でも確実に、シュタインズゲート世界線からその姿を変え始めている」

鈴羽「変化の向かう先はサリエリ世界線と呼ばれる歴史。そう、言うまでもなく、それはボクのいた未来へとつながる歴史のことさ」

鈴羽「ではどうしてシュタインズゲート世界線は、本来あるべきはずの流れから外れてしまうような状況に陥ってしまったのか?」

鈴羽「未来において、その分岐点だったと考えられている歴史上のポイントは大きく二つ」

鈴羽「一つは比屋定真帆のアマデウスが、107問題と呼ばれる不可侵なはずのデータ領域に対して、アクセスする手段を確立してしまったこと」

真帆「あの107メガにアクセスですって? そんなこと本当に──」

鈴羽「できたのさ。まあ、結果論でしかないけどね」

鈴羽「そして恐らくは、『手段の確立』という事象そのものが、シュタインズゲート世界線の歴史に変化をもたらす切欠になったのではないかと考えられている」

鈴羽「そうして切欠を経ることで始まる世界線の変化。それを未来では、シュタインズゲートの“ほつれ”と呼んでいた」

真帆「ほつれ……」

真帆「その言葉、なんだか聞き覚えがあるわね。あなた確か昨日の夜、そんな言い回しを口にしていなかった?」

鈴羽「へえ、覚えていたのかい? あんな状況でたったの一度口走っただけだったのに、たいしたものだね。素直に感心するよ」

真帆「あんな状況だったからこそ、よ。それに他にももう一つ……確か……何だったかしら?」

紅莉栖「ひょっとして、“破綻”のことですか?」

真帆「ああそれね、破綻。その単語も聞いた覚えがあるわ。よく分ったわね紅莉栖」



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