【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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135:名無しNIPPER[saga]
2018/07/10(火) 01:09:52.23 ID:asUJZsQi0
紅莉栖「私はその電話で、そこにいる彼に呼び出されました」

紅莉栖「日本にいると思っていたのに、急にアメリカにいるとか言われて」

紅莉栖「それで慌てて飛んでいった私に、彼はこんな話を持ちかけてきたんです」

紅莉栖「うちの大学に忍び込むから手を貸して欲しいって」

真帆「…………」

紅莉栖「私は当然拒否したんですけど……」

紅莉栖「でも彼はその夜、大学潜入を強行してしまいました。そんな彼の行為に私もついカッとなって、不法侵入した彼を追い立てたりもしました」

紅莉栖「でも、後から阿万音さんとも合流して、それに至った事の経緯と事情を聞かされて……」

紅莉栖「そこで初めて事の重大さに気がついたんです」

真帆「……紅莉栖」

紅莉栖「私だって、そこの二人と同じなんです。私だってシュタインズゲート世界線を手放したくない。何があろうと、この世界線は決して手放していいものではない」

紅莉栖「だったら、このまま放置しておくわけにはいかない」

紅莉栖「そう判断し、教授や先輩や研究室の皆に悪いとは思いながらも、他に有効な手段も思いつかず……それで」

真帆「それで……パスワードを追加したと?」

紅莉栖「はい。それが、アマデウスに携わった人たちを裏切るような行為だということは、自分でも分かっています」

紅莉栖「それでも、何か手を打たなければ危険だと判断しました。だから」

真帆(パスワードを追加する。たったそれだけの行為に、いったいどんな意味があったというのよ?)

真帆(それに、今の紅莉栖の表情はなに? あの天才、牧瀬紅莉栖がそこまで思いつめなければならないような、そんな非常事態だということなの?)



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