4: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/07/01(日) 02:42:06.95 ID:xINgz6jc0
運ばれてきたタンを網に乗せたところで、話題はアニメや漫画から、三人の共通点へと移っていった。
カミヤ「ありません? ネットでなんか検索してたら母親の昔の画像が出てきたり」
アラキ「あー、あるあるです」
この三人の共通点。それは「両親の仲がむつまじい」「母親が元アイドルで、父親はその元プロデューサー」というものだった。
アベ「俺なんて今でもテレビで見るけどな」
しかしアベは例外である。「元」ではない。この安部の母親は(旧姓)安部菜々(17歳?)で、そして父親は安部菜々の現役バリバリプロデューサー。
アラキ「僕、昨日も見ましたよ」
カミヤ「夫婦共演してましたよね」
そして安部菜々とそのPは、関係性の珍しさからたびたび夫婦でテレビ出演のオファーがかかる。出演の度にラブラブっぷりを見せつけるので、世間には佐々木健介と北斗晶のように捉えている人も少なくない。
アベ「間接的に両親がイチャイチャしているのを見せつけられる苦痛が最近ハンパねぇ……」
アベの両親は、共演した番組は全て録画しており、互いに「ここはもうちょっとこう言えば良かった」「私のツッコミちょっと遅いですねぇ」と次に向けての会議を行う。いちゃつきながら。
子供達がいないときに、と二人は心がけているのだがそれも完璧ではなく、アベはたびたび会議中にいちゃつく両親を目にしていた。思春期のアベはそれが嫌で何度か家出した。それを家族エピソードとして両親に番組で使われた。アベは泣いた。
アベ「一人暮らし始めようかなぁ……」
アラキ「なんで大学入るときに一人暮らしって選択をしなかったんですか?」
アベ「大学が家のすぐ近くにあるんだよ……」
アベの言う家とはウサミン星の事である。ウサミン星は、二人が入籍したときにアパートから一軒家に超新星爆発したのだ。
アベ「あと普通にお袋のメシが美味い」
カミヤ「料理番組も持ってますもんね」
この料理番組は、アイドルらしからぬド☆家庭的なメニューが多く、大変人気である。アラキの母親はこの番組からレシピを取ることが多い。
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