7:1[saga]
2018/06/28(木) 13:55:43.91 ID:6AUUn40c0
「ここら辺の僕と同じ歳くらいの子は、みんな内地に行っちゃって。
今、この街に住んでる子供といったら、僕くらいなもんさ。
だから、君も僕と友達になっておいたほうがいいよ!」
少年以外にも、この街には子供はまだいる。
だがとても数が少なく、少年がそう思うのも仕方のないことであった。
「そうなのね。じゃあ、お友達になっておこうかしら。
でも、私のことは、お姉さんとお呼びなさい」
「え?なんで?」
「あのねえ、どう見ても私のほうが年上でしょう?
年上の女性に「君」なんて失礼なことよ」
「な、なるほどぉ」
少し勉強になった少年であった。
40Res/17.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20